2016年8月9日火曜日

苦行のようなマッサージ

看板や広告は全く出してないのに、効果があると人気でなかなか予約ができないマッサージ屋さんに行ったときのことです。マッサージ師さんはそこらへんにいるような普通のオバちゃん。白衣や制服を着ていることもなくジャージ姿でした。場所も普通の民家だったので、本当にここか?と疑ってしまうくらいでした。丁寧な問診のあと、別室に連れて行かれましたがそこにも和室にマットレスが敷いてあるだけ。しいていえば、姿見の鏡がありました。オバちゃんは私に下着姿になって鏡の前に立つように促し、身体の歪みを指摘しました。確かに自分では気づいていなかったけど、肩の高さや膝の高さ、開き具合に左右差がありました。いざ、マッサージが始まると、痛たたたたっっ!痛い、痛いです。激痛でした。痛いですと言っても我慢して、と取り合ってくれず。肩こりや腰痛で凝り固まった私の身体は悲鳴とともにほぐされていきました。不思議な話しですが、最初あんなに痛かったのに徐々に痛みを感じなくなるんです。力具合は同じようなのに、激痛からガマンできる程度の痛みへ、そして心地よいほどの痛気持ちいいへと変わっていきました。約一時間にわたる施術が終わった後はあの苦行のような痛みに耐えた効果がバッチリ出てました。鏡を見ても歪みが軽減していたし、腰痛や肩コリはずいぶんと楽になりました。翌日からの揉み返しもなく、体がとても楽でした。痛いのに、人気があるわけだなあと思ったマッサージ体験でした。